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そもそも認知症とは?

相続には、日ごろからの準備が大切ですが、「認知症」について知ることも、そのひとつだと考えています。厚生労働省の推計では、2020年に630万人が認知症となり、高齢者のうち、5人に1人の割合を占めるものと言われています。「成年後見制度」や「信託」とも関わってくる認知症について、まずは理解を深めていければと思います。

今回は、「そもそも認知症とは」を中心に、「認知症を引き起こす主な病気」「認知症の中核症状」についても解説していきたいと思います。

そもそも認知症とは

認知症とは、いろいろな原因により、脳の細胞が死んでしまうことで、脳の司令塔の働きに不都合が生じ、その結果、様々な障害が起こることを指します。その障害により、日常生活上での支障が、およそ6ヵ月以上継続している状態をそのように呼びます。

認知症を引き起こす主な病気

認知症を引き起こす病気には、主に4つが挙げられます。アルツハイマー病、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症、脳血管性認知症の4つです。

アルツハイマー病は、大脳皮質連合野や海馬領域を中心にβアミロイドというタンパク質が神経細胞内に蓄積することで、神経細胞のネットワークが壊れると発症するものです。レビー小体型認知症とは、パーキンソン症状に加え、幻視を伴い、症状の変動が大きいことが特徴となります。

また、前頭側頭型認知症とは、脳の司令塔である前頭前野を中心に傷害されることもあり、「我慢」や「思いやり」などの社会性が失われるといった特徴が見られます。

最後に、脳血管性認知症ですが、脳梗塞や脳出血をきっかけにして、脳内の神経細胞に酸素や栄養が行き渡らなくなることで、神経ネットワークが切断されるものを指します。結果的に、意欲の低下や、複雑な作業が難しくなることが多いです。

認知症の中核症状について

脳内の細胞が壊れることにより、直接起こる症状を「中核症状」と言います。記憶障害や見当識障害、理解・判断力の低下、実行機能障害の4つがそれに当たります。

記憶障害とは、覚えられない、すぐ忘れるといったものです。また、見当識障害とは、時間や季節の感覚が薄れていくことから始まり、道に迷う、周囲の人との人間関係が分からなくなるといった状態で現れます。理解・判断力の低下としては、考えるスピードが遅くなったり、二つ以上のことを同時に処理したりすることが出来なくなるものです。

最後に、実行機能障害ですが、計画を立てることや、段取りをすることが難しくなってしまうものとなっています。

今回は、「そもそも認知症とは」を中心に、「認知症を引き起こす主な病気」「認知症の中核症状」についても解説してきました。最後までお読みいただき、有難うございました!

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