CONCEPT 相続知財鑑定士とは

「円満な相続」のために、各専門家へ橋渡し。
少子高齢化が進む昨今、相続の潜在的問題を抱えている方が年々増えていると言われています。特に、お金、不動産を始めとした財産や資産についての問題、家族関係のトラブルがあり将来の相続問題の火種を抱えている方々のお悩みをお聞きすることも増えています。また専門家から見れば問題を抱えている方の中にも「うちは大丈夫」と、問題があることすら把握していない方もいらっしゃいます。
そんな中、「誰に、何を相談したらいいかわからない」という声に応え、また、問題があるのにそれに気づいていない方にお知らせするために誕生したのが「相続知財鑑定士」です。
それぞれのお客様にとっての「円満な相続」への道筋を、各専門家とお客様との橋渡し役として「相続知財鑑定士」が一緒にお探しします。相続知財鑑定士は、各専門家との橋渡しを行う最初の窓口としての役割を果たします。
相続知財鑑定士が目指すこと
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専門用語を使わずにわかりやい説明をする身近な専門家を目指します。
「相続」は誰の身にも起こることですから、相続人の年齢や状況などはさまざまです。しかも、相続に関しての解説や手続きには、専門用語や日常生活ではなじみのない表現が使われるため、一般的にはなかなか理解しにくいものです。そこで、相続知財鑑定士講座では、専門用語を使わず誰にでもわかりやすい説明・相談ができるようカリキュラムを組んでいます。
2
相談窓口の一本化を目指します。
相続対策や相続手続は、あまり身近なものではありません。「どんな手続きが必要なのか」「何をいつまでにしたらいいのか」「どこに相談すればいいのか」…と、わからないことばかりで心配も不安も募ってしまいがちです。
そうした相続に関するお客様の心配や不安の相談に寄り添い、応じるのが、相続知財鑑定士の役割です。
お客様がどのような状況にあるのかを担当の相談員が丁寧にお聞きし、必要な手続や必要な専門家をコーディネートする窓口となることを目指します。
3
相続の「事前対策」の専門家を目指します。
相続知財鑑定士の役割として、相続が発生している方への対応はもちろん、相続に関する生前の準備・対策のサポートを重視しています。
「家族の仲がいいから大丈夫」「争うほどの財産もないから関係ない」と思っている方も多いかもしれませんが、相続によるトラブルは意外に身近なものです。
そうしたトラブルを回避し、相続を受ける立場の人・遺された家族が仲良く幸せでいられるよう、元気なうちにできることから準備を始めておくよう、お客様にご案内するのが相続知財鑑定士の役割です。
「事前対策の重視」について

1
争族対策
一番重要なのが「もめない」ということです。相続でもめてしまうと、たとえば、預貯金が解約できず必要な生活資金を使えなかったり、不動産の名義変更ができず売却等の処分ができなくなったりしてしまいます。
また、相続税申告においても優遇措置を受けられる数々の特例を適用できずさまざまな損失が発生することにもなりかねません。このようなことを防ぐには、遺言、生命保険、贈与などを中心とした事前対策が必要です。
2
納税資金・遺産分割・遺留分対策
次に、相続税の納税資金確保や遺留分対策のためにしっかりと資金の準備をしておくことが重要です。それにはまず、遺言でしっかりと方針を定めて、生命保険や生前贈与で対策するのが有効です。
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相続税対策
最後に、相続税対策のために、各種の有効な制度を活用していくことも大切です。
相続対策というと相続税対策が一番重要と思われがちですが、実際には相続税の対象にならない方が多く、相続税を支払える場合も少なくありません。まずはもめないように事前対策をすることを優先するべきといえます。
そして、遺言、生命保険、生前贈与のほかにもさまざまな方法での対策が可能です。相続知財鑑定士はその最初の相談窓口になることを目指します。